会長挨拶

選手である前に、いい社会人であれ

愛知大学野球連盟
会長 梅村 清英

春季リーグ戦の開幕に当たり、ひとことご挨拶申し上げます。

本連盟の長い歴史と伝統は、選手や指導者のたゆまぬ努力によって支えられています。諸先輩の奮闘により、関東や関西の強豪校にも負けない力を築き上げてきました。試合は応援して頂いている方々に、選手の皆さんが躍動する姿を見せる場でもあります。春季リーグ戦では、日頃の努力の成果を存分に発揮してください。

本連盟の実力を示す出来事が今年1月にありました。故瀧正男さんの野球殿堂入りが発表されたことです。瀧さんは中京大学硬式野球部の部長、監督を30年間務め、愛知大学野球1部リーグで、連続11シーズンを含む28回のリーグ優勝を果たしています。1970年の全日本大学野球選手権大会で優勝し、見事日本一を達成しています。

指導者の育成にも力を注ぎ、沖縄水産高校などで監督を務めた故裁弘義監督をはじめ、数多くの指導者を育て、アマチュア野球界の発展に尽くしました。本連盟の副会長も6年間務めています。こうした功績が認められ、アマ球界を対象とする特別表彰を受けました。大学野球の指導者が関東の大学以外で野球殿堂入りするのは初めてのことです。瀧さんの野球殿堂入りは本連盟としても大変名誉なことです。

その瀧さんがいつも選手たちに話していたのが、「選手である前に、いい社会人であれ」という言葉でした。硬式野球に取り組む前提として、礼節をわきまえ、常識を備えた社会人として、人間的な成長を目指すことが大切です。特に皆さんは各大学を代表し、周囲から注目される立場であることを常に意識して行動してください。そして、応援してくれる人々への感謝の気持ちを忘れないでください。日本学生野球憲章には、大学野球は人間形成を柱とした教育の一環である、と謳っています。選手の皆さんは白球を追い続けるひた向きさの中で、豊かな人間性を育んでもらいたいと思います。

春季リーグ戦は、27大学が3部制で、4月7日から8週にわたって熱戦を繰り広げます。優勝校は1部リーグでは勝ち点により、2
、3部リーグでは勝率により決定します1部の優勝校は、本連盟代表として、明治神宮野球場、東京ドームで開催される全日本大学野球選手権大会に出場します。各大学のチームは、春季リーグ戦に向けて、シーズン前のキャンプなどで足腰を鍛え、チーム力の強化に努めてきたと思います。どの組み合わせも好ゲームが展開されるものと確信しています。

開催に当たり、多くのご後援、ご協賛、ご協力をいただきました。中日新聞社をはじめ報道関係各位、スポーツ関係各社、パロマ瑞穂野球場など会場提供の名古屋市ほか自治体、大学関係各位には、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。