愛知大学野球連盟
会長 後藤 泰之
愛知大学野球連盟春季リーグ戦開幕にあたり、ひとことご挨拶を申し上げます。
柔らかく心地よい陽光が肌に感じる季節と共に、列島各地から球春がこだましてまいりました。プロ・アマ野球界が本格的に始動し、激動のシーズンが始まります。
大学スポーツ界では、2015年はユニバーシアード開催年となっております。大学生のオリンピックと言われ、世界各国の選手が一堂に集う祭典であります。野球は、1995年以来の参加となり、会場は韓国光州で開かれ、大学日本代表チームが出場することとなっております。学生野球界は、このユニバーシアードをターゲットに代表チーム強化を継続的に行い、悲願の金メダルを目指し国内の精鋭を招集して挑むこととなっています。この大学日本代表チームの活躍に多くの皆さまの関心を集め、大学野球全体のファン拡大に繋がることを願っております。
愛知大学野球春季リーグは、4月4日から開幕致します。加盟28大学が3部編成に分かれ、各部の覇権を争います。各大学とも寒い時期から取り組んで来た練習や合宿・遠征試合等を経てチーム強化を図ってきました。また、新たな戦力である新入生も加わりより一層活発な活動がなされ、魅力ある大学野球を創出出来るように取り組んで参りました。学生野球らしくひたむきに、全力プレーを見ているファンの皆さまに感動を与えられる試合がお見せ出来ることと思っています。どうか、選手が真剣に取り組む一投一打に温かいご声援をお願い申し上げる次第でございます。
しかしながら、大学野球はあくまでも人間形成を柱とした教育の一環としての課外活動であることを忘れてはなりません。多くの連盟関係者がこのことを肝に銘じて活動されることを望みます。学生諸君は野球を通じて人間的成長が実感できるよう真摯に取り組むことを期待するものであります。
最後になりましたが、春季リーグ戦開催にあたり、ご後援を頂戴しました中日新聞社はじめ報道関係各位、広告協賛をいただいております各社の皆様、そして主会場として瑞穂球場を提供していただきました名古屋市の自治体関係者各位には、この場をお借りして御礼を申し上げます。