理事長挨拶

2022春季リーグ戦を前に

愛知大学野球連盟

理事長 齋藤健治

 

2021秋シーズン後、愛知大学野球連盟に所属するチームから二名の選手がNPBにドラフトされました。怪我なく、少しでも長く選手生活を送れるよう祈り期待いたします。すでにNPBにおいて活躍しているOB選手もいる中、さらに新たな夢に向かって進める選手が出たことは、連盟にとって誇らしく勇気づけられる出来事です。それでもなお、連盟にとっては、多くの学生、選手がそれぞれの立場で社会において活躍してくれることも大きな喜びとなります。今春、社会に出る卒業生のご健康とさらなるご活躍をお祈りいたします。

ところで、相変わらずコロナウイルスが変異を続けながら感染を続けており、社会の様々な活動が中止されたり、あるいは対策を講じてなんとか実施したりを繰り返しています。エビデンスと呼ばれる科学的証拠や、識者・専門家の意見を拠り所にしながらも、一方でいろいろな立場での価値観がぶつかり合いながら、バランスをとるための落としどころを探っている状態が続いています。これは言い換えると、正解といえるものがない(見つからない)中で、いかにしてベターと思われる対策を考え出し、行動をとることが必要であり、それ故、コロナ禍以前と比較して判断力、実行力が問われる世の中であるということです。そして、とりもなおさず学生諸君が、大学でそして野球を通じて身につけるべき(つけてほしい)力と同じではないでしょうか。ゲームにおける判断とプレー、ベンチ内での協働やサポート、個人やチーム力を上げるために必要と思われる練習の選択やそのためのサポート、チーム作りのための指導スタッフと選手、サポート学生とのあるいは先輩後輩間の意思疎通や人間関係作りなど、これからは野球というスポーツに特化した活動のように見えて、実は将来にそしてそれぞれに生きる空間においてと、時空間に広がっていく貴重な経験・トレーニングです。

新入生を迎え、新チームとして臨む春季リーグ戦です。コロナ禍で十分練習時間を確保できていないチームが多いと思います。ミス、うまくいかないこと、機能しないことがプレーやチーム運営で発生するかもしれません。しかし、それらも貴重な経験の一つです。焦らず、倦まず弛まず、真摯に向き合ってください。春季リーグ戦で起こるすべての出来事が、選手・学生諸君にとって貴重な体験となり、成長を促す糧となることを祈っています。